見た目は地味な橋、佃大橋
隅田川に架かる橋は、清州橋、永代橋、勝鬨橋と、重文級の名橋ぞろい。中央大橋も新しいですが独特のデザインで画になりますよね。その間にあってひときわ地味、いや控えめな印象なのが、佃大橋。
中央大橋下から見た、佃大橋。左にリバーシティ21、右に聖路加タワー。完全に溶け込んじゃってます。
上流側から近づいた、佃大橋。見た目には特色もなく、いかにも戦後に幾つも建設された橋のひとつ、という印象。車の通行量も多そうです。
下流側、聖路加ガーデンから見た、佃大橋。むしろ、奥の中央大橋のほうが目立っちゃってますね。
佃大橋の場所と歴史、役割
地図で言うとこの位置。明石、湊、聖路加地区と、月島、佃地区をつなぐ、重要性はよくわかります。
解説によると、佃の渡し舟の代わりとして、1964年に架けられたとのこと。連続鋼床版箱桁方式で墨田川橋梁の新しい時代・・・丈夫で無駄がないってことかな?
歩いて初めて分かる、佃大橋の魅力
では徒歩で上ってみます。車道はもっと先ほうから始まっていて、歩行者と自転車は隅田川テラス間際から階段で入れるようになっていますね。
早朝なので車の通行量は少なめ。車道は都道473号新富晴海線。
佃大橋から見た、上流方面。
すぐ下の隅田川テラス。右が聖路加ガーデン、奥が勝鬨地区です。なんか画角が変わってるな、と思ったら、こんな情報ありました。ウィキペディアから引用。
また他の隅田川にかかる橋は川に対してほぼ直角に交わっているが、佃大橋は中心線が岸に対して60度ほど斜めになっている。
そして佃大橋ほぼ中央部からの、勝鬨橋の眺め。どうよ!!これは佃大橋を見直してしまいますね。風が良く抜けて、気持ちいい!
隅田川の橋って、とかく外側から見るデザインに気を取られがちだったんですけど、佃大橋は味わい方が違ったんですね。外観的には、目立つことも、景色を引き立てることもほとんどありませんけど、上がってみて、歩いてみて初めて分かる、その魅力。佃大橋さんに、これまでの非礼、冷遇を詫びたい気持ちでいっぱいです!
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