文豪も愛した閑静な景勝地だった石川島公園付近
隅田川派川にかかる相生橋のたもと、ちょうど地図の現在地あたりまではよく来るのですが、そのまま相生橋を渡って越中島公園まで行ってしまうので、これまで全く気付かなかったのですが、相生橋の橋の下をスルーした向こう側も、石川島公園だったのでした。
というか、むしろこちら側に石川島公園の看板が立っていました。川べりから相生橋を振り返るとこんな感じに見えます。
左手に相生橋、真ん中左奥が東京スカイツリー、真ん中右手前に帆船・明治丸が見えます。葦もずいぶん伸びていて、公園としては、リバーシティ21地区のマンション群の前に比べて、やや放置されている雰囲気なんですが、記念碑がひとつありましたよ。
島崎藤村が「春」を執筆した海水館跡地なんだそうですが、驚くべきは、ここから房総半島の山並みが見えた、そして文化人に愛された景勝地だったとは!!!島崎藤村が一年も逗留して連載を執筆するぐらいですから、よほど気にいる眺めだったのでしょうね。今からはちょっと想像できないのが残念です・・
しかし現代の水門マニアの方には、たまらない光景?
晴海方面と月島方面に、ふたつの水門を見ることができます。木の杭が並んでいるこの風景を見ると、もうここは川じゃなくて港が始まってる!と感じられますね・・