無駄にお金をかけたトイレ?いやそれは、石川島灯台です。

石川島灯台

石川島のランドマーク、実はトイレ

佃大橋を渡って、佃島にやってきました。佃大橋からの景観がなかなか良かったこと、そして佃大橋から東京タワーと東京スカイツリーが同時に見えたことについての記事もぜひご覧くださいね。



さて佃島、石川島の地図がこちら。

住吉水門地図

佃大橋の歩行者用の階段を下りて、川に沿って歩いたところ。ここは佃公園です。地図で現在地となっている場所のトイレがこちら・・

石川島灯台下はトイレ

なんかやけに、凝ったトイレですよね。ここは散歩の途中でたまに利用します。隅田川テラスの対岸からもよく目立ちますし、川下りの遊覧船からもよく見えますから、あれ何だろう?と思ったまま通り過ぎている人もいるかもしれません。

無駄に経費をかけたバブル期の遺産か、とも思ってしまうのですが、いやいや過去に本当にあったんですね~中央区土木部公園緑地課の解説がありましたよ。

石川島灯台解説
まずこのモニュメントは平成元年・・あ、やっぱりバブルでした(笑)とはいえ、30年経った今でも、良いランドマークにはなっていますね。


石川島人足寄場といえば鬼平犯科帳

そして石川島人足寄場といえば、あの鬼平犯科帳でおなじみの長谷川平蔵がその設置に貢献したことは有名ですよね。それが寛永2年、1790年のこと。この石川島灯台が建設されたのは慶応2年、1866年、ですから86年後ですか。明治維新直前ですね。

時の人足寄場奉行が隅田川航行の安全のために、油絞りの益金を工面して築かせた常夜灯で、地元の漁師たちが喜んだ、とのこと。幕府から予算が出たわけではなく、お奉行様の独断というか、計らいだったんですかね。本当にそうなら、それはなかなかの善政です・・

住吉水門反対側

佃堀です。左側が石川島、右側が佃島。そしてこの背後に、住吉水門があります。続く・・

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