隅田川の橋のなかでも知名度ピカイチ、勝鬨橋
この写真、構図と雲の線の影響で、まるで魚眼レンズを使ったように見えますね。隅田川に架かる橋の中で、知名度の高さでいえば一番かもしれない、勝鬨橋です。歴史に関しては、東京都建設局 かちどき橋の資料館さんのサイトから引用。
東京港修築計画に基づいて架けられた勝鬨橋は、当時国家的イベントとして予定されていた万国博覧会へのメインゲートとしても利用するために、当時の最先端技術の粋を集めて建造されました。万博自体は戦争の激化により中止となりましたが、勝鬨橋は昭和15年6月14日に完成しました。
中央が開閉する勝鬨橋は、完成当時は跳開橋として東洋一の規模を誇っていましたが、隅田川を航行する船の減少、交通量の増加などによって、昭和45年11月29日の開閉を最後に、現在では開かずの橋となっています。
歴史的には南高橋や豊海橋よりも新しいんですよね。詳しくは、かちどき橋の資料館に伺った時にまた記事にしたいと思います。いずれにせよ、勝鬨橋の知名度が高い最大の理由は、跳開橋(ちょうかいきょう)であること。真ん中が跳ね上がる方式の可動橋なんですよね。開かずの橋となっている今、その真ん中はどうなっているのか?
勝鬨橋の真ん中の隙間を覗いてみる
真ん中あたりに小屋(詰所?)があるのがとにかく珍しいですよね。橋が開いていたころは担当者がいたのでしょう。あの先の、川の真ん中あたりの部分が跳ね上がるようになっているわけですね。決して根元、橋のたもとのほうから動くわけではありません。
信号も今では装飾の一部ですが、当時は必須の装置だったことでしょう。なにしろあの先を通行できるかどうか、信号がないとわからないわけですからね。また、歩道がアスファルトで舗装されておらず、あの小屋の部分の石造りのイメージとマッチさせているのが、なんとも好ましい感じ。
その真ん中部分。まず車道に切れ目があるのが、とにかく生々しい。ご要望とあらばいつでも開けられますぜ、みたいな現役感。そしてちょうどここからグワーんと左右に跳ね上がるわけですけど、そうなったらさぞダイナミックでしょうね。鋲止めされた、この鋼鉄の柱の重量感!男子好みだな。橋男子、橋本くん。鋲止めについては南高橋の記事で。
切れ目の下を見てみると、水面が見えました。当たり前ですね。
勝鬨橋の見どころ、かわいい欄干
あと、見どころとして気づいたのは、
パラパラ漫画風の欄干(車道と歩道の間)のデザインがかわいいです。
そんな勝鬨橋の上からさらに下流をみると、もうひとつ橋が架かっています。勝鬨橋は隅田川最下流の橋だったはずですが・・。また次の機会に。
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