昭和初期から都市景観にこだわった豊海橋、ただいま工事中

豊海橋の歴史

日本橋界隈で、私が好きな橋の一つ、豊海橋。地図でいうとこの位置に架かっています。



豊海橋地図

現在の姿は・・

豊海橋仮橋

工事中で車は通行止め。新川方面から直進してくる裏道的な存在だったのですが、今は迂回を余儀なくされますのでご注意を。ご覧のように歩行者は通れるように仮橋が設けられています。これを機に豊海橋についても知っておこうと思います。解説を見ると・・

豊海橋解説

1927年は昭和2年。震災復興橋として架け替えられたパターンは南高橋と同じですね。この解説の6行、すごい情報量が含まれているなぁ。まずフィーレンデール橋について。ウィキペディアから引用しちゃうと、

考案したベルギー人Arthur Vierendeel)の名からこう呼ばれる。梯子を横倒しにしたような外観からトラス橋の一種とされることがあるが、格点部は剛結となっており、構造上はラーメン橋に分類される。

剛結というのは「結合部が回転しない」結合方法なんだそうです。いっぽう南高橋のようなピントラス橋では三角の構造を繋ぐときにピンの部分が回転する結合。素人解釈、これで合ってますかね?

そしてこの豊海橋は日本初のフィーレンデール橋だそうです。なんといっても都市景観との調和を考えて、永代橋とマッチするようにデザインされた、と。鋲止めというのは、南高橋のピンと同じですよね?つまりトラスじゃないラーメン橋でありながら、永代橋に釣り合うようにわざわざ鋲止め形式にしてあるわけですね。なんかこういう「わざわざ感」、好きだな。

豊海橋の工事は2019年5月末まで

さて工事の現状は・・(2018.09)

豊海橋工事中

車両が通行できる道路の表面を剥がして、中を強化していますね。

豊海橋工事中細部

錆びている古い構造物を取り去りながら、内部を更新し、

豊海橋工事中2

上に新しい鉄板を敷いているようです。

豊海橋改良工事説明

工事のお知らせの看板を見てみると、補修補強だけではなく、橋の高さを嵩上げしているようですね。工事の完成は、来年5月末(2019.05)。まだまだかかりますね。南高橋にも言えることなんですけど、昭和2年から都市景観を意識して街に洒落た橋を架ける、この志、心意気。大切にしたいです。

ストロベリームーンと豊海橋

工事前の画像があったので貼っておきます。

豊海橋遠景

豊海橋正面

青い色の永代橋とマッチするようにデザインされただけあって、青い空ともマッチするんですよね~

それからもう工事が始まった後なんですけど、豊海橋からみて日本橋川のひとつ上流に架かる橋、湊橋から見た、ストロベリームーンと豊海橋です。

豊海橋(工事中)

この構図が結構好き。
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