鬼平犯科帳の長谷川平蔵が開設に尽力したと言われる、石川島人足寄場。その石川島と佃島の間にあって現代のランドマーク(実はトイレ)になっている石川島灯台のすぐ横に、住吉水門があります。この地図の現在地です。
隅田川の対岸からはこのように見えます。風景に溶け込んでいますね・・
住吉水門の解説を読んでみます。1965年完成は、1964年の月島川水門の後、1969年の亀島川水門の前、高度成長期ですね。
ゲートがひとつ、スリムな縦型で、櫓みたいな形がなかなかかっこいい水門です。お色直しも完了してモダンな雰囲気。アクセントの赤い色にはおそらく、あの理由があるのではないかと思います。その理由とは・・
住吉水門の反対側、左側が石川島、右側が佃島。間の運河が佃堀ですね。解説を読んでみましょう。
なるほど、佃堀は佃川の支川で、どちらも元々は海。埋め立てで運河になったわけですが、佃川のほうは佃大橋建設とともに埋め立てられて、今は道路になっているんですね。
そしてその佃堀の続きがこちら。佃島の宅地の真ん中、今は公園になっています。ごく浅い水辺ですが、9月10月はハゼ釣りシーズン。近隣の家族連れが主に延べ竿で釣っています。本格的な舟釣りなどにはさすがにかないませんが、遊びとして楽しめるぐらいには、なかなかよく釣れていますね~
この佃堀の醸し出す独特の佇まいで、ここ佃地区は、住んだら面白そうな街になっています。向こうの赤い橋が佃小橋。
佃小橋からリバーシティ21の眺め。ドラマや映画でもよく使われるロケーションです。小舟が停泊していていい感じですね。そしてここから見える、水の中の立て看板は・・
冒頭の解説にあった、大幟(のぼり)の柱、抱木と棹がここに埋められている、と。寛政10年に幕府の許しがあって以来、祭りで使う幟の柱はここから掘り出すわけですね。水中に埋めて保管する?というのも独特ですよね~
そしてさきほどの、住吉水門の赤い色、それはおそらくあの色に合わせたデザインではなかろうかと・・つづく。
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