江東八景に選ばれた由緒ある水上公園
隅田川を下って永代橋を過ぎますと、正面に突き当たるように位置するのがお馴染み、リバーシティ21地区ですよね。隅田川はここで二手に分かれるわけでが、さて本流がどちらかというと・・
本流は右側です。こちらを下るとそのまま築地まで到達できます。では左側はというと、派川だったんですねぇ~リバーシティ21のマンションの下あたりの派川側を下りますと、見えてくるのが次の橋、相生橋です。相生橋については主にこちらの記事をどうぞ
その相生橋の途中に、公園があるんですよね。橋によって左右分断されたような形になっています。相生橋の上流側を越中島方面に渡ります・・
こんもりと樹木が茂っています。あそこが中の島公園・・
橋の下が公園です。木が生い茂っているのと橋の下であることで、薄暗くて少し気味が悪い感じすらします。
水辺はきちんと整備されています。ここから見る相生橋が一番良いですね~
橋で分断された公園ですが、橋の下をこのように行き来することはできます。ただ、潮が満ちてくると右の欄干の下あたりしか通れなくなる感じですね。寂れた雰囲気ですが、シーバス釣りでは知る人ぞ知るスポットです。私も何度かルアーを投げに来たのですが、ここで釣れたことはまだ一度もありません。向こう側へ渡ると・・
屋形船が何隻も停泊しています。晴海方面が見えます。
そしてこちら側にあった解説によって知る、中の島公園の輝かしい歴史・・全く知らなかった!!今でこそ寂れた感のあるこの場所は、なんと江東八景のひとつに選ばれていたのだった!
そもそも相生橋はここを中継点にして、相生大橋と相生小橋のふたつの木の橋だったのだ。そのころから既に月見の名所であり、昭和に入ると隅田川唯一の水上公園として整備されたのだ。つまり隅田川テラスのような川べりの公園整備事業の、それこそここが走りだったわけだ~しかも当初から釣りは想定されていたんですねぇ。
汚くて立ち入れないというほどではないのですが、かといってどこか打ち捨てられた感も拭えない、今の中の島公園。江東八景という栄誉と、その由緒ある歴史に見合うぐらいの再整備を、してもいいんじゃないかなぁ・・